改めて、説明するまでもない定番カメラの紹介です。DSC-RX100を中古発掘して見ました。初代Sony RX100(DSC-RX100)は、2012年の発売当初、「ポケットに入る高画質」という新しい市場を開拓した画期的なモデルです。その特徴は、センサーの革新・明るいZEISSレンズ・究極の携帯性とデザインにあるのです。
従来のコンパクトデジタルカメラの常識を覆し、一眼レフやミラーレスで使われるAPS-Cセンサーに近いサイズの「1.0型(1インチ)Exmor CMOSセンサー」をコンパクトボディに搭載しています。これにより、有効約2020万画素の高解像度、低ノイズ、そして豊かな階調表現を実現し、スマートフォンや一般的なコンデジとは一線を画す高い画質となっています。それだけではなく、画質の核となるレンズ(これは本当にそう、レンズがいいと全て良くなる)には、名門ZEISS(ツァイス)の「バリオ・ゾナーT」レンズを採用しています。広角側(35mm判換算28mm)でF1.8という大口径を実現したことで、暗所でもブレにくく、コンパクト機ながら背景を大きくぼかす表現(ボケ味)が可能です。焦点距離は28-100mmで、日常的なスナップ撮影に最適です。高画質化を図りながらも、EVF(電子ビューファインダー)やチルト液晶(可動式モニター)を排し、薄型(約36mm)で軽量(約240g)なシンプルなボディを追求しました。この「妥協のない高画質とシャツの胸ポケットに入る携帯性の両立」こそが、初代RX100が高級コンデジのベンチマークとなった最大の理由です。また、レンズ周りのコントロールリングを搭載し、直感的なマニュアル操作を可能にしています。
ちょうど、iPhone 5がレティナデイスプレイとLTE通信、Lightningケーブルの採用、Touch IDの採用など、まだドコモがiPhoneを正式に取り扱っていない頃ですね。発売と同時にAUとソフトバンクが4G LTEのサービスを開始したという。肝心のカメラ性能は8メガピクセルiSightカメラ、パノラマ、HD(1080p)ビデオ撮影、毎秒最大30フレーム、オーディオ入りあたりの機能が盛り込まれていてそろそろコンデジの性能を上回り始めたかなという頃。もちろん画像センサーのサイズや、画素数などは追いついてはいませんが、使い勝手としてはおおよそ近い感じ。まだ少しRX100のほうがきれいに映る、ボケるという魅力があるものの、表現は別にしてできることはだいぶ接近したかなと。リアルなズームはiPhone 15ぐらいまで搭載されなかったので長い間リードを保ちましたが、PixelのAI補正を含んだPro Res Zoom以前からきれいなズームを無理やり叶えるSuper Res ZoomがPixel 3(4からだったような)頃から活用されており、想定以上の望遠性能が発揮されていました。思い出せば、Pixelの夜空撮影(星空撮影)もこういった機械学習による補正機能でした、衝撃的でしたね。
しかし、基本的なコンデジ機能は完成形、DSC-RX100M2となったときに裏面照射型のCMOSセンサーになり、その後焦点距離やAFの進化、レンズが望遠搭載になるなど(F値は悪化しまいました)小改良が継続しています。(ここ数年は止まっているような。)
スマホのカメラはAI連携が行われ写真を写すというよりも、見た感じの強調、見えないものまできれいに写す(AI補正)、写真のレタッチ機能(消しゴムマジック)などのエンタメ機能が入ってきたしまいました。普通に写すだけなら、スマホのカメラはもはや脅威で、Pixel 10 Proの100倍ズームは何も考えずに100倍ズームが手軽にできますし。Galaxyは塗り絵みたいな補正だったことを考えると、鳥肌が立つレベルのAI補正です。こんな小さなレンズでこの写真!というところまではやってきました。使うところを間違えなかれば、素晴らしい撮影が可能です。
このためスマホで写すのとカメラで写すことはもはや全く別物。スマホの方は人の目で見て頭の中で美化、変更を加えた画像のような、写真とは違うものに進化している感じがします。このため今後もおそらくデジカメは駆逐されることもなく、カメラで撮影する楽しみは維持されるものと思います。新しい機種がなかなか出ないですし、進化の方向も止まってしまっているので、手に入るなら今のうちに確保したい機種ですね。
基本スペックとしては
1.0型2020万画素のExmor CMOSセンサーを搭載
レンズはツアイス銘の28mm~100mm(35mm判換算)F1.8-4.9
1.0型センサー

