Camera Lens – シグマ(Sigma) SIGMA 超広角ズームレンズ 10-20mm F3.5 EX DC HSM キヤノン用 APS-C専用 202545

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今回古いですが、「SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSM」のキヤノン用を入手しました。2万円程度での入手なのでかなり掘り出し物でないかと思います。すでに試し撮りをしてみましたが、ソニーのEマウント本体では、AFに少し不安定な傾向があるものの、圧倒的な広角と、自動的なボケが作り出される部分は素晴らしいです。

このレンズは、現行のミラーレス向けContemporaryラインとは一線を画す、シグマの「EX」時代、すなわちかつての高級ラインの血筋を引くモデルです。中古品でありながらも、その頑丈で質感の高い作りは、現代の軽量化されたレンズとは異なる「道具としての信頼感」に満ちており、手に取るたびに所有欲を満たしてくれるでしょう。広角でありながらも全域F3.5通しという明るさ、そしてフィルター径82mmという大口径が、その光学性能への自信と、物理的な存在感を物語っています。

そして、その最も価値ある部分は描写性能にあります。特にズーム全域で開放F3.5を達成しているにも関わらず、そのシャープネスと高い解像感は特筆すべきものです。開放から中央部の切れ味は鋭く、風景や建築物をダイナミックに捉える際には、そのクリアな描写力が存分に活かされます。また、広角レンズでありながらも、最短撮影距離が24cmと短いため、被写体にグッと寄ってF3.5の明るさを活かせば、広角ながらも背景を大きくぼかしたユニークなクローズアップ表現も楽しめます。古い設計でありながら、逆光耐性にも優れており、太陽を画面に入れるようなアグレッシブな構図でも、フレアやゴーストの発生が抑えられている点も、このレンズの光学設計の優秀さを証明しています。

すでにRFマウントのR10用に「10-18mm F2.8 DC DN Contemporary」という超広角を持っているため、R10での出番は少なくなるかもしれませんが、EマウントのZV-E10にマウントアダプターを介して装着することで、このレンズは新たな価値を発揮みこみです。

「10-18mm F2.8 DC DN」との画質比較で言うと、新しい10-18mm F2.8が最新の光学技術で小型軽量化とF2.8の明るさを両立させた「現代の優等生」であるなら、この10-20mm F3.5 EX DC HSMは「一時代を築いた、描写力重視の職人」と言えるでしょう。10-18mm F2.8のほうがAF性能や軽量性、そして開放F2.8という絶対的な明るさで勝りますが、F3.5のこのEXレンズは、特に周辺部まで均質な描写を求める際に、安定した解像力と豊かな色乗りを見せてくれる傾向があります。また、F3.5通しという利便性は、可変絞りのレンズを使う煩わしさから解放してくれます。

キヤノン用というマウントのレンズを、アダプターを介してソニーEマウントのZV-E10で使うという、少し手間のかかるスタイルではありますが、この「低価格の掘り出し物」が持つ確かな描写力と重厚な質感は、撮影意欲を刺激し、「アダプター越しに名玉を操る」という、マニアックで楽しい体験を提供してくれます。このレンズは、時代を超えて価値を持つ、まさに名作と言えるでしょう。とにかく、そのボディは所有感を満足させる何かを発揮してくれるレンズです。

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